訪問介護士ヨーコのブログ

訪問介護員(ホームヘルパー)として働く主婦のお仕事奮闘記

介護報酬が引き下げになるけど介護士の給料はアップする?

介護士の給料が低く、働き手が足りないと問題なっているけど、介護報酬を減らす方針が話題になっています。

そもそも介護報酬とは、介護保険が適用される介護サービスを行う事業者に、国が一定の報酬を支払こと。つまり、助成金のようなものなんですよね。

でも政府は「今の介護報酬は高すぎる!」「事業者は儲けすぎだ!」として報酬額を減らすことにしたそうです。でも本当の理由は国の予算なんですよね。

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日本の財政関係資料(平成26年10月)

国債(国の借金返済)、公共事業や地方交付税に続いて大きな割合を占める社会保障。この社会保障の中に介護報酬があります。

こうして見ると、確かに社会保障の占める割合が3分の1と、かなり大きいことが分かりますよね。

で、本題ですが、介護報酬を下げたら、介護士の給料も下がるのではないか?ということです。当然ですが、介護士は事業者に雇われています。そして事業者は介護報酬に頼って介護施設を運営しています。

そう考えると、介護報酬が下がれば介護士の給料は上がるどころか、下がると考えるのが普通ですよね。でも政府は「介護士の給料は月1万円アップさせる」と公言しています。

一体どうやって給料を上げるのか?事業者を解せずに特別報酬のような手当てを出すのか?

この法案に多くの介護士が不安になっています。これから介護士を目指すという私も、他人事ではありません。

この国はどこへ向かうのか…。心配です。