訪問介護士ヨーコのブログ

訪問介護員(ホームヘルパー)として働く主婦のお仕事奮闘記

介護にはユマニチュードの考え方が大切だと思う

ユマニチュードとは、フランス発症の介護の方法で、ランスのイヴ・ジネストさんが開発した介護の手法です。

 

私はユマニチュードというものを知って、介護をされる側と介護をする側の気持ちをつなぐ、とても素敵な介護だと感じました。

 

介護と言えば、「虐待」「ネグレクト」「身体拘束」など、心身ともに弱っている高齢者相手に一部の心ない介護者による犯罪が多いイメージもあります。

 

こういった、介護される人間と介護をする人間を、「見る」「話しかける」「触れる」「立つ」という4つの動作を取り入れて、高齢者と向き合う介護です。

 

ユマニチュードは認知症患者にも有効。現在の日本の認知症介護は鎮静剤投与や内服薬が一般的で、現状回避や、薬で進行を遅らせるかということばかりです。

 

これには、本人だけじゃなく家族も心が苦しいと良く聞きます。そんな方法とはちがってユマニチュードは、薬を極力減らし、高齢者とのコミュにネーションの時間を増やして、ありのままの姿で介護に取り組むという方法です。

 

日々の業務に追われ、入居者一人ひとりと向き合う時間も無い今の日本の介護事情では導入が難しいでしょうが、私のような在宅介護で1人の高齢者を介護する場合なら出来るのではないでしょうか。

 

ユマニチュード。これからの日本の介護にとって、大きな目標でもあると感じました。