訪問介護士ヨーコのブログ

訪問介護員(ホームヘルパー)として働く主婦のお仕事奮闘記

父の介護が必要になった時にした事

父は私がまだ会社員の時に認知症を発症しました。当時は年齢によるただの物忘れかな~っと思っていた程度だったのですが、日に日にその物忘れがエスカレートしていきました。

朝の忙しい時間に「朝ご飯は?」と3回ほど聞いてくるのです。これはおかしいと思い、認知症について調べてみると当てはまる点が多数。休日に市役所の相談窓口に言って、相談員に聞いてみたら「一度、要介護認定を受けてみてはどうですか?」と言われました。

要介護認定とは、寝たきりや認知症で介護が必要な状態かどうかを国の基準で判定する制度で、判定結果によっていろんな介護サービスが利用できるようになります。

介護が必要って言われても、会社員なので直ぐに父の面倒を見れる状態じゃないので、とりあえず訪問介護かデイサービスでも利用しなければと思い、要介護認定を受けることに。

自宅に介護認定審査会の人が来てまず私と夫に色々質問して、次に父に色々聞いていました。「またすっ飛んだこと言ってるね~」って夫とあきれていました。

ちょっとボケてる程度で体はまだまだ動くし最低限の事は自分でやってるから、介護の必要はないって判定されると思っていました。でも判定結果にビックリ!要介護1と言われました。

「えっ?お父さん介護必要な人なの?」

要介護認定で要介護1と判定されてから、私の生活はがらりと変わりました。でも、逆に要介護1の段階で介護が必要ってわかってよかったのかなとも思います。

知人の中には、ちょっとした怪我をきっかけに一気に認知症を発症したり、他の病気を併発したりともっと生活が急変したと言うことも聞きました。

でも、安心するんじゃなくてこれ以上要介護を上げないようにしなければいけないと思いました。

そんなこともあって、父の要介護をきっかけに会社を辞めて専業主婦兼介護者としての生活に切り替えることにしました。